決算書は3つの数字で読みなさい!―10分間で読みとる会社の成績表
「決算書は3つの数字で読みなさい!―10分間で読みとる会社の成績表」のレビュー・感想

【赤字の会社にはムリ】
経営者にとって、決算書を税理士なみに読みこなすのは難しい。決算書を3つだけで判断するところは分かりやすい視点だと思う。
ただ、赤字の会社にとっては、あまり役に立たない。

【役に立つ経営分析です】
決算書の見方を理解している社長様が一体どの程度いらっしゃるのでしょうか。この本は、たとえば、流動比率がいくらよくても在庫の山では会社が回らないので、大切な指標のみを指摘しています。
実際、経営分析を中小企業の社長様に説明しても、首をひねるどころか、何の興味も示しません。この天野先生の指標なら簡単で、会社の課題解決に大いに役立つと思います。

【決算書の説明が少ない】
この本は決算書を知りたい人には解説が不足しています。視点が偏りすぎており、決算書を読み誤るリスクが大きい内容になっているのが心配です。

【金融機関に勤めている者にとっては・・・】
この本は、ある程度順調に事業を営んでおり、きっちり決算をしている企業にとっては有益かと思われます。
金融機関に勤めている経験上言わせてもらいますと、中小企業の決算書は、不良資産を含んだ貸借対照表や、売掛金や在庫の調整で売上や利益を調整した損益計算書というのは当たり前田のクラッカーです。
この本に書かれている内容は、確かに的を得ていることが多いと思われます。しかし、実態とかけ離れた数値を計上している決算書では、せっかく「決算すっきりシート」を活用しても参考になるデータが弾き出せるのか...
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